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にぎにぎ わいわい

皆様にとって、普段「にぎわい」と聞くと、そこで起こっている「賑わっている状態」を想起すると思いますが、私たちの考える「にぎわい」は「にぎにぎ わいわい」といった考え方で再定義した概念となります。

これまで企業や地域の仕事に携わってきて、「わいわい」づくりはある意味計画とお金があれば出来あがると実感しています。イベントを開いたり、研修を開いたりはその一例です。それはとても意義のあることですが、問題点として一過性のにぎわいに終わってしまうことが多く、持続可能でないと感じてきました。「誰か」や「お金」に頼り過ぎるのも良くないと思っています。

企業や地域に本当に必要なのは、組織の仲間たちや多様なセクターの人たちと「にぎにぎ」している「信頼と共感と尊重」でつながりあっている状態を目指すこと、それが出来ていない「わいわい」は本質的ではないと考えています。

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にぎわいデザイン

そこで生まれたのが「にぎわいをデザインする」という考え方です。

ここで問いです。 もしあなたがにぎわいを起こそうとした場合、「誰と何をにぎり合い、どんなわいわいを起こしたいですか?」。私たちのにぎわいデザインの概念として①事業と握る ②社会と握る ③自分と握るという3つの握りが重要と考えています。

①の事業と握る、とは「経済的価値」を指します。人はお金がなければ生きていけません。新しいチャレンジも出来ません。そんな中、組織や地域ではたくさんの業務や目の前のことに追われ、思考が煩雑になり、行動も最適化されていないのではないでしょうか?デザインの持つ「本質を見極め可視化し、共感を呼ぶチカラ」を通じて、事業や資源を整理しながらビジネスグッドな戦略を構築します。

②の社会と握る、とは「社会的価値」を指します。人はお金がたくさんあるだけでは豊かな生き方とは言い切れません。人として、企業として、地域として、明るく希望のある未来を次世代へとつなぐこと。今、日本はたくさんの課題に溢れ、その問題の根底にアプローチをかけるソーシャルグッドな生き方が求められています。

③の自分と握る、とは「絶対的理想」を指します。自分の理想を明確化し「経済的価値」と「社会的価値」を紐づけることにより自身や組織、そして事業のブランド価値を高めながら、本質的な「にぎわい」を創出可能になります。

この3つの握りを大切にしながら、企業や地域の成長戦略を描くためのメソッドが「にぎわいデザイン5フォース」です。

にぎわいデザイン

にぎわいデザイン5フォース

下記に示した5つのステップを通じて、戦略に軸をつくり拡張し最大化させながら持続可能な「にぎわい」をデザインし成長へと導きます。

STEP ① ビジョンデザイン(事業目的)

STEP ② プロジェクトデザイン(事業構想)

STEP ③ コミュニティデザイン(共創連携)

STEP ④ プロトタイプデザイン(実証活動)

STEP ⑤ ブランドデザイン(物語設計)

5つのステップを通じて、成長戦略の可視化を進めます。そんな中、よくありがちなのが、①〜⑤それぞれに別々の船頭が立っているといったパターンです。船頭がたくさんいることで専門性が担保され大きな期待も持てますが、逆に舵取りが難しくなってきます。その理由が「全員の目的が違う」といった点です。俗に言う縦割りという問題です。それぞれの船頭がそれぞれの目的に向かう一直線のレール型進行により、最も大切な「目的」が交わらずに事業が計画・遂行され、結果的にバラバラの戦略で進んでいくことになります。

にぎわいデザインでは、それぞれに落とし込む前に、理想のグランドデザインの策定を伴走を通じて一気通貫で描きます。しっかりと目的地を定め、向かうための地図とコンパスを用意し、航海を共にする仲間を集め、旗を掲げ、一緒にオールを漕いで進んでいくという、ワンハートな浪漫共創を実現します。

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社会的成長

1

事業目的

経済的成長

2

事業構想

協働的成長

3

共創連携

挑戦的成長

4

実証活動

文化的成長

5

物語設計

社会的成長ビジョンデザイン(事業目的)問題定義、強みの可視化・共通目的の明確化

経済的成長プロジェクトデザイン(事業構想) 事業計画・事業戦略・商品やサービスの開発

協働的成長コミュニティデザイン(共創連携)分野連携・地域連携・エコシステム構築

挑戦的成長プロトタイプデザイン(実証活動)短期、中期、長期戦略・チーム構築・実行計画

文化的成長ブランドデザイン(物語設計)差異化戦略・ブランドストーリー・プロモーション

ゼブラ企業の育成

「にぎわいデザインAB構想」

昨今、ゼブラ企業という新しい概念が、企業や地域産業の活性化の突破口として注目を集めています。

ゼブラ企業とは、2017 年に 4 人のアメリカの女性社会起業家が提唱した概念で、日本では経済産業省の中小企業庁が中心となって急速に普及・支援を進めています。時価総額を重視するユニコーン企業とは対比的な概念で、経済成長と社会課題解決の両立を目指す企業を、白黒模様、群れで行動するゼブラ(シマウマ)にたとえて「ゼブラ企業」と命名されました。 そんな中、地域社会に良い変化を創出しながら収益を確保する企業を「ローカル・ゼブラ企業」と呼び、人口減少や地域の衰退などが進む日本では、企業や地域産業の活性化の新たな可能性として、投資や融資、補助金サポートや人材の育成などが積極的に進められています。

私たち風街浪漫舎は、ゼブラ企業を目指す企業や、それを支える地域や自治体のコンサルティング伴走を進めています。それが「にぎわいデザインAB構想」です。理想の成長戦略を描く上で、わたしたちは「A面とB面の2面性の掛け合わせによる次元拡張」を図ります。A面はメインの主力事業を指し、B面は拡張事業を指し、その2面性をゼブラに例えた構想づくりの概念です。

A面のメインの主力事業においては「研磨」を目的とします。事業や活動を進める中で、これまで培ってきた技術や仕組みやブランドなどをしっかりと見直し、各分野の専門家たちと連携しながらクリエイティブな視点で徹底的に磨き上げていきます。

大抵の場合、経済的価値を育てることに注力しすぎて、社会的価値を育てることをおろそかにしがちな傾向にあります。企業や地域が成果や評判に対してモヤモヤするのはこのあたりが原因と考えています。ある程度成熟した企業や地域も同様に、イノベーションのジレンマと言われるような既存から脱却できない状況もA面に依存し過ぎている可能性が高いと考えられます。

そこで我々が推奨するのが、A面だけでは終わらない、「共通目的」の本質的達成のためのB面の「拡張」構想です。そもそも「共通目的」とは理想の姿や理想の社会を意味し、個人や組織、自治体単体ではなかなか達成出来なかったり、具体的な向き合い方がわからなかったりするケースがほとんどです。よってA面単体での「共通目的」の達成は難しいと踏んでいます。A面を「共通目的」達成のためのひとつの突破口として捉え、B面で拡張し、全体をエコシステム化していくことで大きな力やムーブメントが生まれ、可能性を増幅させていく、それが理想の姿達成へのベストプロセスであり、ゼブラ企業を育成するベストプランと考えています。

浪漫人を増やし、

にぎわいを創出する。

最後に、私たちのミッションについて簡単に触れておきます。

企業や組織、地域の活動において、多様なプレイヤーが存在します。何かを創造したい人。誰かを応援したい人。己を探求したい人。社会を明るくしたい人。その先にどんな景色が待っているか、ワクワクする人生はどれも素敵であると私たちは考えます。そんな個性豊かな人たちが、本質的な「にぎわい」創出を通じて、その先の景色を望み行動に移す。そういった人たちを私たちは「浪漫人」と呼んでおり、そんな浪漫人を一人でも多く増やし、彼らをつなげ、本質的な「にぎわい」を創出することが風街浪漫舎としての使命となります。結果的に、浪漫人が企業に、地域に、日本にたくさん増えることで、活気に溢れチャレンジングで持続可能な社会や組織へと近づくことができると信じています。

私たち風街浪漫舎は「浪漫人を増やし、にぎわいを創出する。」をミッションに、明るい社会の、そして組織のミライを一緒になって共創するにぎわい結舎です。

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